S15-サンダーザシアン
最初のシーズンという事もありメタ思考で構築を組むのが難しいと感じ、伝説ポケモンの中でも耐性、数値共に抜けておりシンプルに強く扱いやすいと感じたザシアンを軸に構築をスタートした。
・コンセプト
ザシアンを確定選出として構築を組む
・個別紹介
カバルドン@オボンの実
215(252)-132-156(+28)-/-121(228)-46
地震/吹き飛ばし/あくび/ステロ
耐久ライン:サンダーの臆病珠暴風+222巨獣斬を耐える確率が一番高い配分
(外し急所非考慮で約78%耐え)
S:白バドレックス等のトリルを意識して最遅
基本選出の一角。
砂、ステロによりザシアンの微妙に足りない火力を補佐できる点が強力であり、伝説ルールではラム持ちが少なく、軸であるサンダー+ザシアンがレヒレに強い事から欠伸に対して耐性を持たれている事が少ない為、非常に良く刺さっていた。
ザシアンを倒す手段の一つである襷カウンターやヌケニン耐性、壁が強いこのルールにおいて欠伸によるターン遅延、トリルを貼られやすいサンダーザシアンの弱点をカバーできたりと、ザシアン構築の中核的存在であると考えている。
ラプラス@弱点保険
223(140)-111(84)-137(+156)-131(124)-81(4)
絶対零度/波乗り/雷/滅びの歌
C:保険ダイサンダーでD4カイオーガが確定
ガマゲロゲの意地珠ダイソウゲン+ダイアース+ダイソウゲンを3連最高乱数切り耐え
HD:DM状態で臆病カイオーガのダイサンダー+EFダイサンダーを確定耐え
DM状態で臆病オーガの雷+A200一致インファイト確定耐え
主にカイオーガ入りやラプラス、ガマゲロゲ+ザシアンの並びに選出する。
初手ダイマせずに突っ込んでくるカイオーガに対して大きくアドが取れる保険持ち。
ザシアンミラーでも選出択の一つとして、カバラプラスザシアンと出す事で初手カバルドンが不利を取るラプラスへの引き先となり、ガマゲロゲが入っている場合でもラプラスで対面であれば勝つ事ができる為、旋律で突破後ザシアンで詰め切るパターンが多かった。
ザシアン@朽ちた剣
195(220)-210(148)-136(4)-/-136(4)-202(+124)
巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/剣の舞
A:HBホウオウにワイボが63,8%~
HA白バドに巨獣斬で101%~
B4黒バドに巨獣斬で101%~
HD:黒バドレックスの臆病珠ダイホロウ確定耐え
まきびし++2ゼルネアスのダイフェアリー確定耐え
S:準速ザシアン、最速ムゲンダイナ抜き+1
技構成に関しては メインの巨獣斬、サンダーに打てる最大打点としてじゃれつく、
カグヤやホウオウ等が絡む並びを崩せるワイルドボルト、ミラー及びヌオーの絡まないサイクルを崩せる剣の舞とした。
中盤までは意地でD振りしたザシアンを使っていたが、環境が進むにつれ耐久振りが認知され増え始めた印象だったので、ミラー、ムゲンダイナ入りに優位を取れるように陽気で採用した。
ミラーは速いザシアンで剣舞を積めれば全て倒せると考え、意地ザシアンが抜けるライン+2で設定し、これより速いザシアンに遭遇したら最速にするつもりだったが、最終日付近では全て上を取れていたのでこの配分に落ち着いた。
Aラインは各バドレックスに対して役割が持てる210が必須ラインであると考え、配分を弄る時はA210以上を確定として残りを考えていた。
サンダー@命の珠
165-/-106(4)-177(252)-110-167(+252)
暴風/ボルトチェンジ/雷/羽休め
C:ダイジェット+ダイサンダーでD4ザシアンに200~
ダイサンダーがD4サンダーに165~
S:イベルタル意識で最速
基本的に初手に置き、DMorボルチェンで場を荒らす。
サンダーとザシアンはタイプ補完に優れ、ボルチェンからザシアンに引く動きが非常に強力で、多くのダメージレースで優位に立つ事ができた。
ボルチェン、暴風だけでほとんど完成されているので、残り2枠はDM時の威力底上げとカイオーガへのダメージが足りなくて負けた試合があった為、ライジングボルトではなく雷と、ダイウォールの元になる羽休めとした。 余談として、HDベースのザシアンを使っていた時は羽休め→バトンタッチで採用していたが、ダイジェットをザシアンに引き継ぐ事でスカーフ持ちやダイジェット持ちの上から行動できるようになる為、こちらも強かった。
ランドロス@拘り鉢巻き
195(244)-216(+252)-110-/-100-113(12)
A:HBヌオーに地震×2で残飯2回込み確定2発 馬鹿力でHBヌオーが94%の乱数2発
HB:210+1巨獣斬を確定耐え(メタモンへの保険)
陽気エースバーンの-1ダイカキュウ確定2耐え
HD:臆病ムゲンダイナの眼鏡ダイマックス砲15/16耐え
S:+1で霊獣ボルトロス抜き
ムゲンダイナ絡みやラキヌオーを火力で崩せる鉢巻持ち
実際に突破できなくともザシアンのじゃれつくが2発受からない圏内まで削ればサイクル崩壊が見込めるので、持ち物判断される前にどこかしらで致命的な削りを入れる事で勝利に結びつく展開が多かった。
受け構築以外にも選出でき、ダイマ適性もある為、刺さっている構築にはサンダーの代わり、カバルドンの代わりとして選出に組み込む事も少なくなかった。
ガオガエン@突撃チョッキ
202(252)-135-101(4)-100-156(+252)-72
火炎放射/うっぷんばらし/蜻蛉帰り/バークアウト
HD:VS黒バドを意識してできる限り高く
最後に入ってきた枠で、黒バドほぼピンポイントでの採用
緊張感で木の実が発動しないので最も場持ちの良いチョッキ。
他の悪と違いダイフェアリーも等倍で受けれる事から、2サイクル回す程度の余裕があり、DMしなくともダイアタックやホロウで能力が下がった場合はうっぷんばらしで確定で落とすことができる。バークアウトは身代わり+宿り木を持つバドレックスへの打点として採用している。
本気で1位を狙ったシーズンでしたが、後一歩届きませんでした(;_;)
久々に上位争いできてとても楽しかったのでチャンスがあればまた狙いたいと思います。