サンダーラオス
抜群DM技クラスでなければ出落ちせず、高い初手対応力を持つサンダーと、後攻VCから展開し、命中安定高火力技を連打できるウーラオスを軸に構築を組んだ。
対面系統(主にエースバーン入り)にはサンダーのVC→水ラオスの動きでエースバーンに安定し、水ラオスが通らないサイクルはヒードランでのサイクル破壊が通ることから、この2枚のどちらかを選出軸に置き、崩しにいく。
サンダー@イアの実
197(252)-/-125(156)-146(4)-122(92)-133(+4)
ボルトチェンジ/暴風/かいでんぱ/羽休め
HB:陽気珠エースバーンのギガインパクトできのみ確定発動
HD:ひかえめ珠ダイサンダー→回電波→ダイサンダー→羽休めで89.3%で受かる
S:意地カイリュー抜き(珠カイリューの初手DMに崩されない為)
環境にいる上位のポケモンに強い万能ポケモン。主に初手に置き、対面のポケモンに合わせた技選択をしていく。
サンダーのDMで物理を落とした場合に相手の残りが特殊2枚であればかいでんぱ+羽休めでTODする選択肢も強力である。
ウーラオス(水)@スカーフ
181(44)-200(+252)-121(4)-/-81(4)-143(204)
水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/こらえる
S:最速ドラパルト抜き
A:削ると乱数が動きやすいので振り切り
Hあまり
物理方面の耐久が優秀な為、Sを最低限まで落として耐久に振っている
水ウーラオスの弱点としてサンダーの静電気が挙げられるが、受けだしてくるサンダーは大体耐久振りであることから有利対面ダイストリームでサンダーを2発で仕留めるルートが非常に強く、VSサンダーラオス系のミラーではウーラオスにDMを切ると勝ちやすい印象。
ミミッキュ@命の珠
131(4)-142(252)-100-/-125-162(+252)
ドラゴンに明確な打点を持つ&切り返し性能を評価し採用。vsドラパルト、ボーマンダ辺りが居た場合はダイマを先に切らせ、ミミッキュで処理する形でほぼ拾えた。
今季はアッキがほぼいなくてミラーが多発していた為陽気での採用とした。
ヒードラン@食べ残し ※もらいび
198(252)-/-127(4)-150-173(+252)-98
マグマストーム/鬼火/挑発/身代わり
ウーラオスが通らない並びの崩しを担う。
身代わりはポリ2の放電で事故らないように採用している。
マグストの定数ダメージ+挑発で受けポケモンを1匹ずつ落としていける性能は唯一無二で、非常に強力である分、遂行力の高いポケモン相手では1回の外しが負けにつながってしまうのが弱み。
ゴリランダー@奇跡の種
193(140)-194(+252)-122(92)-/-91(4)-108(20)
H:11n+1
A:グラスラの火力を意識し振り切り
水ウーラオスやウオノラゴンに対しサイクルを回す事から、優先度はB>Sと考えてB振り(陽気エラガミ2耐え、陽気珠+2じゃれつく耐える程度)
拘らない事でナットレイで止まらず、メイン技の威力を上げれる奇跡の種
ウドハン+グラスラの指数はCSサンダーを半分程度の乱数で落とせるくらいに高い為、サンダーにそこまで恐れず出せるのも偉い
ランドロス@フィラの実
196(252)-165-156(+252)-/-101(4)-111
じしん/岩石封じ/蜻蛉帰り/ステルスロック
HB:168珠ダイカキュウを最高乱数切り2耐え
HD:169メテオビームを13/16耐え
ヒードランの弱点をカバーでき、ステロを撒くことで浮いてるポケモンが絡むサイクルを崩せるようになる点を評価して採用。
水タイプが居ると選出しにくいが、物理相手には複数回行動出来る耐久があるので、パッチラゴン、レジエレキ、ドリュウズなどが見えた際に選出を検討する。
大雑把に選出パターンは二つ
1.VS対面構築 or(見た目の通り次第)
2. VS対面以外 @2(
・最後に
剣盾では潜った環境のほとんどを積んでダイマして殴るというシンプルな構築を使っていて、ダイマックスの引き出せる強さが安定して70点程度で勝つかどうかが相手に依存してしまう欠点を抱えていましたが、行動が安定するサンダーをベースに、展開次第で誰にでもダイマを切れる構築の柔軟性がイコールで強さである事を実感したので、エース以外にダイマを切る選択もしっかり視野に入れて構築を組んでいくのが大事であると思います。